no no girls(ノノガ)から誕生したグループ「HANA」のメンバーとして活躍するMOMOKA。
実は彼女のアイドルとしての道のりは決して平坦ではありませんでした。
虹プロから日プ女子まで、数々のオーディション番組で涙と笑顔を見せてくれたMOMOKAの成長物語を振り返ってみましょう。
虹プロ参加(15歳) — 韓国合宿まで進んだ快進撃
福岡地区予選からの快進撃
2019年から2020年にかけて開催された虹プロジェクト。
当時わずか15歳だったMOMOKAが、この大きな舞台に挑戦しました。
本名・髙畠百加として福岡地区予選に臨んだ彼女は、歌・ダンスとも未経験ながら、独学で韓国語を習得するほどの努力家ぶりを発揮。
虹プロでの自己PRでは「ラップも頑張ります!」と積極的にアピールし、その負けず嫌いな性格と、何事にも前向きに取り組む姿勢が早くから際立っていました
東京合宿での成長とJ.Y. Park氏からの高評価
地区予選を突破したMOMOKAは、東京合宿へと駒を進めます。
ダンス・ボーカル・スター性の各審査で着実に力をつけ、特にボーカルレベルテストではJ.Y. Park氏から「基礎の良さ」と「天性の素質」を認められました。
スター性テストでは「中学3年生とは思えない表現力」「今日は完全にスターだった」という、15歳の彼女にとっては信じられないような絶賛コメント。
遅れてキューブを手にした瞬間は、会場全体が温かい空気に包まれました。
この時すでに、MOMOKAはデビュー候補の一角として輝き始めていた——それだけに、この光が最終的に届かなかったのは本当に惜しい出来事でした。
韓国合宿進出・夢のデビューまであと一歩
虹プロ参加者の中でも、わずか上位15名ほどしか辿り着けない韓国合宿(最終審査)まで勝ち進んだMOMOKA。
2PMの「Heartbeat」など難易度の高い楽曲を任され、安定したパフォーマンス力と、まだまだ伸びていく余地の大きさを高く評価されました。
夢のデビューまで、残された距離はほんの一歩。
その足元まで確かに到達していながら、最後の扉は惜しくも開かなかったのです。
しかし、このときのMOMOKAは、磨き切れてはいないけれど内側から確かに光を放つ“原石”でした。
虹プロで得た経験と、胸に刻まれた悔しさ――その両方が、この原石を磨き上げ、後の彼女の飛躍を支える大きな原動力となっていきます。
日プ女子時代(19歳) — 最終順位20位の実力と人気
ファイナリスト20位まで駆け上がった実力
2023年から2024年にかけて開催された日プ女子(PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS)に、19歳になったMOMOKAが再び挑みました。
虹プロからおよそ4年――その間に積み重ねた練習と経験によって、彼女の実力は見違えるほど向上していました。
日プ女子では、参加者およそ14,000人の中から勝ち抜き、最終順位20位でファイナルまで進出。
デビューにはあと一歩届かなかったものの、5次審査(最終審査)に残ったこと自体が、ハイレベルな実力と存在感の証でした。
低音ハスキーボイスとラップで魅せた個性
日プ女子(PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS)でのMOMOKAの最大の武器となったのは、独特の低音ハスキーボイスと確かなラップ力。
特に注目された「ポジションバトル」は、参加者が自分の強みを活かせる楽曲やパートを選んで披露する、日プ系オーディションならではの特別審査です。
このポジションバトルでMOMOKAは、楽曲「おもかげ」を担当。
歌声と表現力の両方で評価され、グループ内・総合順位ともに1位を獲得。
彼女ならではの“低音ラップ×感情表現”が審査員・視聴者双方に強烈な印象を残しました。
その後のコンセプト評価「TOXIC」でもラッパーに抜擢され、唯一無二の個性を存分に発揮。
ポジションバトルは日プ女子ならではの制度で、出場者が自身の得意分野で輝きを放つ“自己表現の場”。
MOMOKAはこの機会を最大限に活かし、実力だけでなく個性でも際立つ存在としてファン・審査員の記憶にしっかり刻まれました。
この低音ハスキーな歌声とラップ力が、彼女のオーディション歴を通じてもっとも高い評価を受けた“唯一無二の強み”です。
ファン投票でも高い人気を誇った人柄の良さ
日プ女子(PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS)の最大の特徴は、最終的な順位やデビューメンバーが100%視聴者投票(国民プロデューサー投票)によって決まることです。
プロデューサーや審査員の評価は参考・補足の役割はありますが、順位を左右する決定的要素はファンの投票数でした。
その中でMOMOKAは、番組内のファンランキングで月間推し第1位に輝いた実績を持ちます。
総投票数415票中126票を獲得するなど、高い支持を集め続けました。
ファンからは
・安定感、空気感、全部大好きです
・ 諦めない姿にたくさん勇気と元気をもらいました
・ 仲間思いで努力家な性格に感動しました
といった温かいコメントが多数寄せられ、実力だけでなく人柄でも強く愛される存在として番組内外から注目されていました。
ノノガデビュー(20歳) — 挫折をバネに掴んだ夢
過去のオーディション経験が糧となったデビュー
虹プロと日プ女子での経験を積んだMOMOKAは、ついにno no girls(ノノガ)のHANAメンバーとしてデビューを果たしました。
これまでのオーディション番組で培った実力と人間性が、念願のデビューという形で実を結んだのです。
現在20歳となったMOMOKAは、グループのムードメーカーとして明るくチームを引っ張る存在に成長。過去の悔しさをバネに、さらなる高みを目指し続けています。
ノノガでの新たなスタート
ノノガでは、これまでのオーディション経験で身につけた表現力やラップスキル、そして何より仲間を思いやる優しさが存分に活かされています。
虹プロで感じた悔しさや、日プ女子で積み重ねた挑戦が、今ではグループ全体の成長にも貢献しているのです。
MOMOKAの成長と感動エピソード
仲間思いで努力家な性格が光る瞬間
現在は no no girls(ノノガ) のHANAメンバーとして活躍するMOMOKAですが、オーディション時代からその人柄は際立っていました。
虹プロや日プ女子(PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS)に参加していた頃から、MOMOKAの魅力は単なるパフォーマンス力ではありません。
たとえばオーディション中、同じチームのメンバーが作詞で悩んでいると、MOMOKAは誰よりも早く声をかけ、一緒に歌詞を考え、励まし続けました。
こうした仲間を思いやる行動は、周囲に安心感を与え、多くの人の心を動かしてきました。
また、練習態度を指摘されたときも素直に反省し、「自分を変えたい」という強い向上心を示しました。
こうした真面目で誠実な姿勢は、彼女の成長物語の中で何度も光った瞬間です。
オーディションで得た学びや人との絆は、今のHANAでの活動にも確実に生かされています。
太陽のような明るさで周りを元気に(日プ女子時代)
日プ女子(PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS)でのMOMOKAは、その太陽のような明るさで周囲を照らす存在として、多くの参加者や視聴者から愛されました。
・ニコニコ太陽のような人柄
・いつもポジティブで明るい
・どんな時も前向きな態度で周囲を元気づける
こうした評価が示す通り、MOMOKAは持ち前の明るさと人懐っこさで、チーム全体の雰囲気を良くし、仲間たちを励ましてきました。
順位が下がった場面でも落ち込むことなく、むしろその状況をバネにして、最後まで前向きな姿勢を貫く強さを見せています。
そのポジティブなエネルギーは、厳しいオーディションの中で仲間たちの支えとなり、視聴者にも元気を与える存在感となっていました。
悔しさをバネにした成長ストーリー
虹プロジェクトでの脱落、そして日プ女子(PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS)でのデビューメンバー入りを逃す――MOMOKAにとって、これらは決して小さくない挫折でした。
しかし彼女は、その度に「もっと上手くなりたい」「絶対に負けない」という強い思いを前面に出し、地道な努力を重ね続けます。
周囲が驚くほどの成長スピードと、何度でも立ち上がる粘り強さは、オーディションのたびに彼女を一段上のステージへと押し上げました。
この“諦めない姿勢”こそが、最終的にno no girls(ノノガ)メンバーとしてのデビューへと繋がった最大の原動力と言えるでしょう。
MOMOKAの歩んできた道のりは、同じように夢を追う人々にとって、「挫折があっても前進できる」という勇気と希望を与え続けています。
まとめ:MOMOKAの挑戦と成長の軌跡
【虹プロ時代(15歳)】
・福岡地区予選から挑戦をスタート
・歌・ダンス未経験ながら独学で韓国語を学び夢へ向かう姿が印象的
・東京・韓国合宿と進み表現力や成長力を評価されるも最終メンバー入りはならず
・最初の大きな挑戦と挫折が後の努力と成長の原動力に
【日プ女子時代(19歳)】
・約4年ぶりに大型オーディション「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」に再挑戦
・低音ハスキーボイスとラップ力で存在感を発揮しファンランキング1位や高評価を獲得
・約14,000人中最終順位20位でファイナル進出
・デビュー目前まで迫るも惜しくも叶わず「諦めない」姿勢と明るさで視聴者の心を掴む
【ノノガデビュー(20歳)】
・虹プロと日プで培った実力
・人柄・前向きさを活かしno no girls(ノノガ)のHANAメンバーとしてデビュー
・ムードメーカーとして優しさと表現力でグループを牽引
・過去の悔しさを糧にさらに大きな舞台を目指し挑戦中
MOMOKAの道のりは、幾度もの挫折と成長を繰り返しながら、夢をつかみ取った物語です。
虹プロでの脱落、日プ女子でのデビュー逃し――そのどちらも悔しさを伴う経験でしたが、彼女は決して歩みを止めませんでした。
努力を惜しまない姿勢、仲間を思いやる優しさ、そして何度倒れても立ち上がる強さ――それらすべてが、今の彼女を形づくっています。
その眼差しは、これまで以上にまっすぐ。
「HANA」のメンバーとして輝くMOMOKAは、これまでの経験を糧に、次なるステージへと歩みを進めようとしています。
彼女ならきっと、これからもファンと共に、さらなる飛躍の道を歩み続けてくれることでしょう。